毎日暑いですね。体調を崩したりしていませんか?去年の夏も思いましたが「夏って前からこんなに暑かったっけ?」って感じです。確かに大人になって暑さに弱くなってきたというのはあるかもしれませんが、気温が高くなっていますよね、絶対。10年ぐらい前まで35度を超えることってあまり無かったと思うんですが。やっぱり温暖化って進行しているんでしょうか。
これだけ暑いと気をつけなければいけないのが「夏バテ」。どうして夏バテになるのでしょうか?色々と原因はあるようですが、まとめると大きく次の3つになるようです。
1、ビタミンB1の不足・・・人間は糖質や脂肪を燃やしてエネルギーに変えるのですが、ここで重要な働きをするのがビタミンB1です。ビタミンB1が不足するとエネルギーが作りづらくなるので疲労を感じるわけです。ところが暑いとあっさりしたものが食べたくなりビタミンB1を豊富に含む豚肉などを敬遠しがちになるのでどうしても不足しがちになってしまいます。ビタミンB1の不足はさらに食欲減退を招きますのでますますビタミンB1不足が深刻になります。さらに、冷たいものを摂り過ぎると胃腸の働きが弱まり食欲をさらに減退させます。
2、ミネラルの不足・・・暑いと汗をかきます。これは体温を調節するためにとても大切な体の機能なのですが、汗をかくとナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルが体の外に出てしまいます。そうすると体温や血圧を調節する機能が弱まり、血行不良で筋肉に乳酸がたまり疲れを感じるようになります。
3、冷房による室内外の温度差・・・人間の体はもともと温度に適応する能力があるのですが、本来暑い時期に冷房の効いた部屋に長くいると自分で体温を調節する必要がなくなるのでその機能が弱まってしまいます。すると外に出たとき暑さに適応できなくなるので。
原因が分かれば対策も練れますよね。まずは疲労回復のために積極的にビタミンB1を摂りましょう。ビタミンB1を多く含む食品は豚肉や豆類です。ウナギも豊富です(だからウナギを食べるんですね)。お勧め食品はなんと言っても納豆。納豆はビタミンB1を豊富に含むだけでなく良質で吸収の良いタンパク質、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、血液をサラサラにするナットウキナーゼ(ネバネバの成分)など栄養の宝庫。しかも腸内の善玉菌を増やし、豊富な食物繊維で便秘まで解消!といいこと尽くめの食品です。夏バテ予防には最高の食品。
どうしても食欲の無いときはポークカレーがいいですね。香辛料というのは食欲を刺激しますし、発汗作用があって体温を下げますし、食品の劣化を防ぐ働きもある。インドやタイなど暑い国でカレーが良く食べられるのは非常に理にかなったことなんですね。豚肉を入れれば食欲も増しますのでいいですね。
疲労回復ということで言えばお酢も効果的です。お酢に含まれる「クエン酸」が疲労回復にとても役立つんですね。先ほど、糖質や脂肪をエネルギーに変えるときにビタミンB1が重要な働きをすると書きましたが、クエン酸が不足するとこのエネルギー代謝の仕組み(クエン酸回路と言います)そのものがうまく働かなくなるのです。酢の物を一品食卓に加えたり、手軽に飲める果実酢健康飲料などを飲みましょう。梅干もクエン酸を豊富に含むので疲労回復にはお勧めです。
次にミネラルを補給するには塩分をしっかり摂ることが大切です。市販されている精製塩はナトリウムだけなので、できるだけマグネシウムやカリウムも豊富に含む自然塩を使いましょう。ミネラルという点で見てもカリウムやマグネシウムが豊富な納豆は優れた食品です。納豆の他にも枝豆やインゲンなどはカリウムが豊富ですし、アーモンドやカシューナッツなどはマグネシウムが豊富。梅干もいい食塩で漬けてあるものはお勧めですね。
それから冷房の冷やし過ぎに注意しましょう。「設定温度を28度にしましょう」というのは省エネのためだけでなく体のために大切なことです。体に負担のかからない温度差は5度前後ということなので、外の気温が33度だったら28度というのはちょうどいいんですね。でも、ということは外が36度あったら冷房は31度の設定がいいのでしょうか?いいのでしょうね、やっぱり。
できれば、冷房は使わないで扇風機を上手に利用しましょう。一度部屋の冷房の室外機の前に立ってみてください。ものすごい熱風が出ています。冷房を使うと部屋は涼しくなるけど外は暑くなるんです。それで「暑いから冷房」ということにちょっとだけ「?」と感じてくれると嬉しいです。
冷房を使うとしたら「寝る前」ですね。暑くて眠れないと睡眠不足から疲労が溜まってしまいますので、ここは冷房を入れてもいいかもしれません。寝る前に冷房を入れて部屋をほんの少し冷やしておき1時間程度のタイマーをかけて寝ましょう。扇風機を、遠くからわずかに風が来るように回しておくと快適に睡眠に入れます。冷やし過ぎは禁物です。冷えの原因になるのはもちろん、熟睡するためには体の深部の体温が下がらないといけないのですが、表面が涼しく感じると深部体温は下がらないそうなのです。結果として熟睡できず、起きたときに頭がボーっとしたり体がだるくなってしまいます。
以上、ざっと夏バテの原因とその対策を見てきました。疲労感に打ち勝つためにはビタミンB1やクエン酸を摂る、汗で失われたミネラルを補給するために塩分をしっかり摂ることが大切。そこでお勧めなのは納豆と梅干です。毎日食べて暑い夏を乗り切りましょう。
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